よくうどんやそばの手打ちの実演を目にすることがあるだろう。一店舗で消費される麺だけを考えれば、想夫恋の焼そばの麺も手打ちにしたいところだが、とても実情にあわない。本店だけでも一日1,000食、九州各地に展開を進めている全店舗を含めると莫大な量になり、手打ちではどうあっても間に合わない。そこでローラーで圧迫することになる。
何度もローラーにかけてこねることで、麺の味や質の均一化を図ることができるのだ。特に大事なのは何度もということで、時間をかけ、手間をかけ圧し延ばすことで、手打ちの味を表現できるようになる。見かけが同じだからと一気に強い圧力をかけて薄くするのでは、延ばすのではなく、押しつぶしたのと同じことで想夫恋の焼そばに使用できる麺は出来あがらないのだ。 |
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こうしてこねられた生地はしばらくの間、保冷熟成される。というのも小麦粉の中ではグルテンの活性化は続いており、生地へ活発に作用している。だから仕上がりからしばらく置くことでコシ、香り、風味が一段と良くなるのである。 |
舌ざわりがなめらか、と同時に歯ごたえがあり弾力性に富んでいる。素材を徹底的に吟味しているから、風味が豊かで決して食べ飽きない、という想夫恋の焼そばの一本一本は、こうして出来上がる。
老若男女、そして世代を超えて支持されるポピュラーな食べ物だけに、麺の持つ底力が最後に物をいうことを想夫恋は充分に知っているのだ。 |
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