想夫恋は昭和32年、1957年にこの日田の地で創業いたしました。
創業者である角安親(すみやすちか)が、
まだ「焼きそば」という料理が今ほど一般的でなかった時代に
麺を鉄板で焼き、香ばしく仕上げるという独自の焼き方を生み出したことから
想夫恋の歴史が始まりました。
それから70年近くの歳月が流れました。
その間、想夫恋の焼きそばは、日田の皆様に育てていただき
2代目角弘起(すみひろき)が九州一円へ
はたまた関東、名古屋、京都まで拡大して
全国の皆様にも召し上がっていただけるようになりました。
振り返ってみますと、
私たちがひとつの料理をつくり続けてきたことが
長い年月の中で「日田焼きそば」と呼ばれるようになり、
今では日田を代表する食文化のひとつとなりました。
正直に申し上げますと、私自身、
これまで「日田焼きそば発祥」という言葉で語ることについて
少し躊躇がありました。
何故なら、これまでのこの想夫恋発祥の焼きそばのスタイルは、
ここにおられる支店の方々、想夫恋全体で守り育ててきたものだからです。
しかし、長い年月の中で、
想夫恋が、角安親がこの地で生み出した焼きそばのスタイルを守り焼き続け、
そして角弘起が全国へ広げ日田を代表する食文化にまでなったということは
私たち自身がきちんと歴史として受け止め、
次の世代へ伝えていかなければならないことではないか、
そう考えるようになりました。
そこで、創業70周年という節目に
私たち自身の歩みを静かにここに刻むことにしました。
この石碑は、誰かに何かを主張するためのものではありません。
むしろ、これまで想夫恋を支えてくださったお客様、従業員、加盟店の皆様、
そして日田の皆様への感謝とともに
「ここから始まり、こうして歩んできた」という
私たちの記憶を後世に残すためのものです。
そしてこれから先、50年、100年と時が流れたときに
この石碑を見た人に
「ここからひとつの焼きそばの文化が始まったんだ」と感じていただけたら
これほど嬉しいことはありません。
想夫恋は、これからも創業以来変わらないものを大切にしながら
時代に合わせて進化していきたいと思います。


代表取締役 和田りえ
除幕式:2026年9月10日
場 所:想夫恋三本松店(創業当時の本店)
大分県日田市三本松1丁目7−20


